独学で臨む!大学受験の勉強法まとめ

東大A判→現役合格の現役東大生が使った参考書の感想を記録しています。

【センター~2次レベル】古文の独学法改訂版!

以前古文についての記事を書きましたが(下のリンクの記事です)、そこから学習を進めるに連れて、もっと効率的に古文・漢文の勉強を行う方法というのが分かってきました。今回は前回の記事を大幅に加筆修正して、古文を苦手科目だと思っている人、もしくは古文を初めて勉強する人向けに、古文できちんと得点が出来るような勉強法を書いていこうと思います。

tsukukoma.hatenablog.com

古文は「暗記科目」である

まず、最初に覚悟を決めなければいけません。古文・漢文という科目は基本的に「暗記を抜きにしては得点が出来ない科目」だと思ってください。数学や理科のように、比較的少ない公式を覚えていれば応用で解けるような科目ではなく、動詞の活用や古文単語、漢文の句法などを覚えないことには得点が全くと言っていいほど出来ない科目です。というよりも、古典の問題自体が暗記をしていない生徒(つまり、学校側から見た「きちんと古典を学んでいない」生徒)を振り落とすように作られていると言った方が良いかもしれません

そのため、古典の学習の第一歩は大量の暗記から始まります。ここを乗り越えてしまえば、その後の問題自体は比較的簡単なので勝負どころになります。

古文の学習の第一歩「暗記」

ある有名な古文単語帳の中にも「古文の読解力を支える両輪は単語力と文法力である」という記述があるのですが、まさに古文の読解に関して言えばその通りでして、この2つをきちんと暗記すれば、大抵の問題に対してであれば対応出来るようになります。

がむしゃらな暗記になってしまうため、やっている間は意味を感じられず挫折しそうになることも有るかと思いますが、ここが踏ん張りどころです。

実は、この暗記を飛ばして問題に取り組んでもそれなりに解けてしまうのが古文という科目なんです。というのも、古文はもともとは私達が使っている現代日本語の元となった言語なので、ある程度意味が似通っているところもあるし、文法が似通っているところがあります。そのため何も暗記せずに問題に取り組んでも「なんかだいたい意味は分かるかも~」となってしまいますが、これは危険です

残念ながら、試験はやっている人とやっていない人の差をつけるための問題ですから、当然勉強していないと取れないような問題が多く出題され、そこで得点できた人が受かるというように問題が作成されます。試験で狙われるのは「古今異義語」と言われる現代語と古語の意味が全く違うような単語の訳であったり、「現代語にはない助動詞」の訳だったりと言った、古文の知識なしでは解けないような部分です。これらははっきり言って、暗記なしには解けません。

そろそろ暗記への目的意識が高まってきたでしょうか。暗記の必要性を理解してもらえれば幸いです。

古典文法

古典文法で暗記すべきなのは動詞、形容詞、形容動詞、助動詞の「活用」。そして、その発展形である「識別」と呼ばれるものです。識別は、例えば「ぬ」という文字が文中に出てきた時に、これは完了の助動詞「ぬ」なのか、打消の助動詞「ず」なのか、はたまた名詞や形容詞の一部なのか、と言ったことをまとめたものなので、理論的には活用と古文単語を覚えれば全て解けるものです。ただ、覚えていると時間の短いセンター試験などで、機械的に答えを出すことが出来るようになるのでお得かもしれません。

多くの人は学校で習っていると思うので、あとはきちんと記憶に定着させるだけでも良いのですが、もし古文に苦手意識がある...という方はステップアップノート30をオススメします。この問題集は、問題と同じページに必要となる活用表が書いてあるため、活用を暗記せずとも解けてしまうのですが、それらはあくまで「活用表が分かれば文法問題は解けるのか!」という苦手意識の払拭のために使うものだと割り切って、最終的には活用表を全部暗記するようにしましょう

ステップアップノート30古典文法基礎ドリル (河合塾シリーズ)

ステップアップノート30古典文法基礎ドリル (河合塾シリーズ)

 

この段階から問題演習を積みたい!という方には、Z会の古文上達の基礎編が、文法を学びつつ問題演習が出来る設計になっています。ただ暗記するだけではなく、実際の文章を通じて学びたい、と言った場合にはこれを使えばよいでしょう。分からない単語があっても、この段階なら辞書を使ったりしながら解けばいいのです。

古文上達 基礎編 読解と演習45

古文上達 基礎編 読解と演習45

 

もちろん、ここはただ暗記するだけでも当然問題ありません。根を詰めてやれば、古典文法の暗記だけなら1日で終わるでしょう。全部覚えた後で問題演習に入るのもアリだと私は思います。

与えられた動詞、形容詞、形容動詞、助動詞を6つの形に活用できるようになり、助動詞についてはその意味が言えるようになれば、この段階はクリアです。

古文単語

文法と並行してやるべきなのが古文単語です。単語力がなければ、長文を読む時に誤読をしてしまう可能性が大きく上がってしまいます。特に「古今異義語」は引っかかりやすいので注意です。

私が使っている単語帳は古文単語315というものです。実際の使用例と一緒に単語が乗っているので、感覚を掴みやすかったり、ところどころ挟まれる例文の背景の説明が読解に役立ったりしています。万人にオススメできる単語帳です。

読んで見て覚える重要古文単語315

読んで見て覚える重要古文単語315

 

 他にもゴロで覚える系の単語帳として古文単語ゴロゴというものも有るようです。ゴロで覚えることで苦手意識が払拭できるのであれば一考の価値は有ると思いますが、Amazonのレビューを見ても賛否両論のようですので、実際に書店で手に取って自分に合うか確認してからが良いと思います。

古文単語ゴロゴ

古文単語ゴロゴ

 

古文の学習の次の一歩「センター対策」

ここまでで古文の演習を解く基礎はしっかり身についたと思いますから、ここからは演習に入ります。実は古文に関しては、センターの問題文は比較的難易度が高いものになっています。ただ、選択式の問題であるため、要所要所を抑えていけば得点を積み重ねていく事ができるはずです。

センター式の問題が解きたいという場合は、センターの過去問もしくは予備校が出しているセンター演習用の参考書を使用するといいでしょう。ただ、センターの過去問を使った演習で古文だけを切り出すことは難しいですし、受験直前期に対策するという意味でセンターの過去問は高3秋~冬頃まで取っておくのが良策です。直前期の受験生でなければ、マーク式問題集をオススメします

センターの過去問を解くのであれば↓

大学入試センター試験過去問レビュー国語 2017 (河合塾シリーズ)

大学入試センター試験過去問レビュー国語 2017 (河合塾シリーズ)

 

 センター式の問題集↓

マーク式基礎問題集古文 (河合塾シリーズ)

マーク式基礎問題集古文 (河合塾シリーズ)

 

古文の学習の最後の一歩「2次試験対策」

2次試験は記述式の問題を出す学校が大半であり、当然ながらセンターとはまた違った記述用の対策が求められます。

記述式の問題集に関しては、先ほど紹介したZ会の古文上達の演習編をオススメしますZ会の参考書は流石通信教育の会社というべきか、独学生には重要な解説の丁寧さが備わっているものが多いです。特にこの古文上達の第3部、演習編で扱われている教材は有名なものが多く、文章としても非常に興味深いものが揃っています。

古文上達 読解と演習56

古文上達 読解と演習56

 

 これ以上の対策は、自分の受験大学の過去問を解くことで十分だと思いますが、もしも更なる論述対策をするのであれば河合塾の「得点奪取古文」をお勧めします。Z会にも「最強の古文」という参考書がありますが、これは趣味の領域に属するような問題が多いというのが、この参考書を使った友人の評でした。

得点奪取古文―記述対策 (河合塾SERIES)

得点奪取古文―記述対策 (河合塾SERIES)

 

終わりに

古文は一度出来るようになれば他科目に比べ安定度が高く、2次でも得点源となってくれる科目です。国語の中の1/3~1/4の得点しかないから、と疎かにすること無く、しっかりと対策していくことが合格への鍵となるでしょう。

 

1から独学する「世界史B」勉強法

世界史という科目について

だいたい文系の学生であれば、世界史・日本史(・地理)のなかから科目を選択することになり、その中でも世界史は人気(?)の科目ではないでしょうか。

やはり世界史はグローバル化時代の基礎教養みたいなところがあるので、これを知っておくと後々役に立つだろう、と管理人は勝手に思っています。

ただ、世界史は本当に暗記事項が多い教科です。もちろんこれは他の社会科目も変わらないのですが、カタカナ語や漢字が入り交じる世界史ではさらにその傾向が顕著に思えるでしょう。その世界史を1から勉強する方法を今回は書いていきます。

まずは通史の理解

最初から無理に暗記する必要はない

世界史を学ぶときにありがちなのが、大量の世界史単語を暗記しようとして早い段階で挫折してしまうパターンです。最初はモチベーションが高いですし、世界史には大量の単語が出てくるのでこうなるのも無理ありません。

しかし、最初の段階で大切なのは通史を理解することです。詳しく説明していきましょう。英語のところでも述べましたが、単語を暗記する際は他の情報と組み合わせて覚えることでぐんと効率が上がっていきます。だから、まず単語自体を暗記する前に、各情報の繋がりを知ることが大切になってくるのです。

加えて言えば、世界史は別に出てくる全ての単語を暗記する必要がある科目ではありません。単語を暗記するよりもむしろ、記述で必要となる出来事同士の関係や影響を覚えることが必要になるでしょう。一問一答を全て覚えたりせずとも、センター満点や2次平均+αは狙っていくことが出来ます。

通史の理解には見取り図

通史を理解するには「世界史の見取り図」が良いでしょう。3冊組で量が多く感じるかもしれませんが、基本的に文字は大きく会話調なので読みやすい本だと思います。ちょっと筆者の偏見が入ってるのが玉にキズですけど...。また、細かな間違いがあるという指摘がレビューなどで為されています。個人的に致命的な間違いを感じるほどではないので、基本的には流れを理解するのに使って、後から問題集やもっと細かな参考書で知識を補完していきましょう

荒巻の新世界史の見取り図 上巻―大学受験 (東進ブックス 名人の授業)

荒巻の新世界史の見取り図 上巻―大学受験 (東進ブックス 名人の授業)

 

荒巻の新世界史の見取り図 下巻―大学受験 (東進ブックス 名人の授業)

荒巻の新世界史の見取り図 中巻―大学受験 (東進ブックス 名人の授業)

見取り図を読みつつ、分からなかったところは電子辞書内蔵の世界史辞典や、Webサイト(世界史の窓さんは受験に必要な知識が凝縮されてて有用です)を参考にするといいでしょう。数学・理科にも言えますが、Wikipediaは無駄に情報量が多く説明も分かりづらいものが混ざっているのでオススメできません。他には、資料集を購入するのも有益です。

最新世界史図説 タペストリー

最新世界史図説 タペストリー

 

 他の通史用の参考書としてはナビゲーター世界史があります。ただこれは5冊組と更に多いという...。個人的にはよりくだけている荒巻のほうがオススメです。世界史参考書の権威と言っても過言ではない山川出版社が出しているものですが、まずは世界史に慣れるのが先決でしょう。

必要な暗記を行おう

スピードマスターが有用

まずは先程述べた通史の参考書を大体の流れを覚えるまで読みましょう。その段階では単語の暗記などを無理に行う必要はありません。2周くらいすれば管理人はだいたい理解することができました。

荒巻の見取り図の中でも触れられていますが、自分でルーズリーフなどに時系列や各事件の影響をまとめてみることも有益です。ただし、それは少なくとも1周してからにしましょう。というのも、世界史を初めて学ぶ際はどうしても地域ごとに学ばざるを得ないため、まだ習っていない文明に攻められて王朝が滅んだりなど、相互の関係性をつかみにくいからです。

それが終われば、山川のスピードマスターを使って暗記に入りましょう。これは厚さが2cm程度しかないとても薄い参考書です。しかし、重要度の高い単語が厳選されて収録されています。一問一答のような効率の悪い物を覚える前に、先に重要単語から覚え、効率的に学習していきましょう。最近新版が出たようなのでそちらのリンクを貼っておきますが、管理人が使用しているのは前の版になります。

スピードマスター世界史問題集―世界史B

スピードマスター世界史問題集―世界史B

 

これは山川出版社の書籍なので、見取り図とだいぶ順序が違うので戸惑うかもしれません。もし余裕があれば山川の教科書を使えば、これと全く同じ章分けが為されているので楽に学んで行けるかもしれません。

 一問一答の有用性は...

一問一答系の参考書はもちろん有用です。管理人のオススメは東進のものです。難易度が書いてあるので、重要度が高いものと低いものでメリハリを付けて学ぶ事が出来ると思います。一問一答に書いてある流れを覚えることで記述対策にもなるでしょう。但し、これを全て覚える必要があると思い込んで無理をしないようにしましょう。世界史の高得点を狙うのは大切ですが、基本的には出来ない科目を埋めていくほうが点効率は良いことを忘れないように

世界史B一問一答 完全版 2nd edition (東進ブックス 大学受験 高速マスター)

世界史B一問一答 完全版 2nd edition (東進ブックス 大学受験 高速マスター)

 

実戦形式の演習を行おう

単語のインプットが一通り終わったならば、次は問題集で知識のアウトプットを行いましょう。問題集の他には、センター過去問や大学2次試験の過去問を用いるのも有益です。他にもZ会などで添削を取るのも良いかもしれません。

世界史論述練習帳new

世界史論述練習帳new

 
実力をつける世界史100題[改訂第3版]

実力をつける世界史100題[改訂第3版]

 

最後に

世界史という科目はあくまで受験では副科目的扱いであり、効率的に学習を進めて英国数という主要科目に力を振り分けたいところです。ですから、学習初めの段階で資料集や教科書、ネットなどを駆使して多面的に出来事を捉えていくことが大切になります。それが最終的には論述力、つまりは得点につながっていくのです。

[大学受験用]オススメ英単語帳

英単語帳について

英単語帳の目的は単純で、英単語を覚えることに有ります。以前の記事でも書きましたが、英単語の暗記は最初の段階から。できれば高1の頃から積み重ねていきたいものです。というのも、基礎的な英単語が分からなければ、文法問題も読解もまるで身が入らないからですね。各単語の意味は掴めるようになってからが読解の本番です。

単語の学習は理想としては高1の冬くらいから、遅くとも高2のうちには着手するようにしましょう。

tsukukoma.hatenablog.com

必要な単語数は?

私がよく参考にさせてもらっている英語たんのツイートによれば、東大や京大ですら、高校レベル、すなわち最低限知っておきたい単語数は約1500~2000に収まるようです。それ以上知っておくことはもちろん他の受験生との差をつけるのには役立ちますが、費用対効果で言えば微妙なところでしょう。

 ですから、無理に難易度の高い単語集に挑むよりも基本の単語を固めていくのが、英単語力上昇の王道となると思います。また、英単語とは別に英熟語もしっかりと対策する必要がありますから、それも忘れずに

参考書比較

今回の記事の本題に入っていこうと思います。結論から言えば、私がお勧めする英単語集は「DUO3.0」そして「鉄壁」です。

システム英単語・ターゲット系列

システム英単語 (駿台受験シリーズ)

システム英単語 (駿台受験シリーズ)

 
英単語ターゲット1900 5訂版 (大学JUKEN新書)

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  • 作者: 宮川幸久,ターゲット編集部
  • 出版社/メーカー: 旺文社
  • 発売日: 2011/11/23
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  • 購入: 3人 クリック: 19回
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まさに"英単語集"というのがこの系列の単語集です。つまりは、意味と英単語・場合によってはその派生語を羅列し、それを覚えるタイプの単語集です。こういうタイプの記憶が得意な人であれば、これらの本を使えばよいでしょう。ただ、記憶というものは様々な他の情報と結びつけることによってより強固になるものです。その点から見ると、ただ英単語と意味を並べてあるだけの単語集というのは覚えるのに向かないのではないでしょうか。

このターゲットやシス単を塾の指定教材にしている塾もあるようですが、個人的には余りオススメできません。

◯DUO3.0・DUOセレクト

DUO 3.0

DUO 3.0

 
DUOセレクト―厳選英単語・熟語1600

DUOセレクト―厳選英単語・熟語1600

 

 DUOは一風変わっていて、例文の中で英単語を覚えるというスタンスの英単語帳です。例を1つ挙げましょう。DUO3.0の1つ目の例文は’We must respect the will of the individual.’なのですが、この例文とその意味を覚えることで"respect"、"will”、"individual”の3つの単語を覚えることが出来るじゃないか、というのがDUOの基本的な考え方です。単純計算した記憶量は増えるのですが、文としての繋がりから記憶の難易度は格段に下がっているように思います。文もほとんど意味が綺麗に通っているのでオススメです。

また、DUO3.0の優れているところとしては、単語のみならず熟語も一緒に載せているところでしょうか。これ1つで1000近い熟語を掲載しているそうです。この数は派生語も含めたものであるため、例文だけで覚えられる数はもう少し少なめになりますが、羅列型の単語帳に比べて格段にとっつきやすいと思うので、ぜひお試しあれ。

DUO系列にはセレクトと3.0の2種類があり、セレクトの方は難易度が低めです。自分の英単語力に応じて適した方を使ってください。DUOの1つ悪いところとしては、CDなどの付属品がとても高いのです。ただ、単品でも発音記号をしっかり意識すれば、十分使える単語帳ではあるので無理してCDを買う必要はありません

鉄緑会東大英単語熟語 鉄壁

鉄緑会東大英単語熟語 鉄壁

鉄緑会東大英単語熟語 鉄壁

 

 この単語帳は今まで述べた単語帳の中でも最高難度のものに当たりますというのも、Amazonのレビューにもある通り「普通は使わないような単語」まで沢山収録してあるからです。この単語帳では「語幹」をとても意識して学ぶことが出来ます。語幹というのは、たとえばtrans-やinter-などの英単語の語源と密接に関係している部分です。覚えやすさとしては、ただの羅列型の単語帳よりも優れているでしょう。ただ、本書の1番の魅力はその網羅性です。これを仮に完璧にすることができたら、受験英単語に関してはほぼ不安視する必要はなくなるでしょう。

裏を返せば、収容単語数が多すぎるがゆえに、重要度が低い単語も多く覚える羽目にもなりかねませんただ、英語が得意な受験生(駿台などの模試で偏差値65~70以上程度)には周りとの差を一層確実にすることが出来るためお勧めです。しかし、そうでない人は単語はDUO3.0などの他の単語集で終わりにして、長文速読や英熟語集・英作文などの他の分野の対策をするようにしましょう。

◯速読英単語

速読英単語1必修編[改訂第6版]

速読英単語1必修編[改訂第6版]

 
速読英単語1必修編CD[改訂第6版]対応 (<CD>)

速読英単語1必修編CD[改訂第6版]対応 ()

 

これまでは比較的レベルが高めの英単語集を扱ってきたのですが、速読英単語は初心者の導入にもおすすめです。この単語帳は長文の中で英単語を覚える、というスタンスで書かれています。ざっくばらんに言えば、DUOが長文バージョンになったという感じですが、必修編というだけあって基本の単語から抑えられています。

加えて、全ての長文に全訳が付いているため、長文速読の練習になるのが大きなメリットですZkaiのサイトには追加教材が公開されているようです。無料なので、購入を迷っている人は見てみると良いかもしれません。また、生きた英語、つまり実際に文章の中で使われている状態で単語を理解する事が出来るため、単に意味と英単語を繋ぎ合わせるよりも覚えやすくなるように思います。初心者にお勧めの英単語帳です。

まとめ

英単語帳というのは、出来るだけ早い段階から覚え始めるのに越したことはありません。記憶というのは反復によって定着していきますからね。出来れば高1の夏~くらいから覚え始めるのが理想です。

お勧めの英単語帳ルートは「速読英単語(必修/上級編)」→「DUO3.0」です。必要に応じて「鉄壁」を追加でやっても構いません。もちろんこれは管理人の好みなので、辞書タイプのシス単などが覚えやすいのであれば、それを使うのが1番でしょう。

センターレベルの物理基礎完成法

今回の記事は「センターの物理基礎」で高得点を目指す方を対象に書いていきます。つまりは2次試験では物理基礎が必要にならない、文系の国公立大受験などが対象です。

基礎でない物理の学習が必要な場合は別の記事を見てください。

tsukukoma.hatenablog.com

物理基礎は範囲が狭い。

物理の範囲はおおまかに、力学・波動・電磁気・熱・原子に分けられますが、この中で物理基礎に必要なのは、1次元の力学・波動のグラフ移動・熱力学の基礎計算のみです。電磁気や原子に至ってはもはや完全に範囲外です。

ですから、物理基礎は速習が可能な科目の1つです。しかしながら、それでも数学が苦手で文系を選んだ受験生などや文字計算が苦手な受験生には取っつきにくい科目だと思いますので、そういう場合は素直に地学・生物などを選択するべきでしょう。

まずはイメージを掴もう

物理は力学でも最初の方から今までの感覚を覆すような式がたくさん登場します。例えば運動方程式F(力)=m(質量)*a(加速度)など。もし自分が文字が苦手だったり、物理にとっつきにくいと思うのであれば、入門書を読んでおきましょう。苦手意識の克服にはなると思います。逆に、物理基礎で難しいのはこれくらいです。

橋元の物理基礎をはじめからていねいに (東進ブックス 大学受験 名人の授業)

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次は定石を知り問題を解けるように。

物理が比較的苦手、という方には理解にチャート式をオススメします。というのも、次に勧める物理のエッセンスは、細かい解説を省略している節があるため、苦手な人にはとても難しく感じられると思うからです。この辺は物理の勉強法と大差ありません。ただし、範囲はとても狭いので楽だと思います。

 そして物理基礎・物理の定番参考書、物理のエッセンス。これは2冊組ですが、物理基礎のみの学習であれば、赤色の「力学・波動」の方だけでほぼ対応できます。青色の方も物理基礎の範囲が少しありますが、最初の2ページのみ&全く難しくない分野なので、飛ばしても十分対応できると思います。不安であれば本屋で少し見てみると良いかもしれません。

物理のエッセンス 力学・波動 (河合塾シリーズ)

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最後はセンター対策の演習を

センター試験の最大の対策は過去問です。3~5年分解けば安心でしょう。これは赤本を買えば大丈夫です。あとはセンター試験を模して作られたマーク式の問題集なんかを解くのもありです。これでセンター対策は完了です。非常に短時間で終わる科目ですね。

最後に......

物理基礎は非常に短時間で終わり、暗記分野も少ない科目です。その分、定石や演習が大事になってくるので、それを意識して解いていきましょう。数学が比較的出来る文系の学生であれば、理科にはあまり時間を割かず、暗記の多い歴史・地理に時間を振れるという面で、物理基礎選択は非常に賢い判断だと思います。

高1,高2の間に受験に向けて勉強しておくべきこと。

はじめに

高1,高2のうちの間の勉強というのは受験にとても役立ちますし、行ける大学の幅を広げてくれます。周りが高3くらいからしか勉強しない中で、自分だけ高2の間もきちんと勉強していたら部活等を含めたとしても、1.5倍くらいの勉強量が確保できるでしょう。ただ、闇雲に勉強するのではいけません。受験の全体像を掴んで効果的な勉強をしていきましょう

 

大学受験について知る

大学受験と一言で言っても様々な形態があります。それはまた別記事で書いているのでそちらをご覧ください。

→(記事リンク)

 

受験の形態を理解したなら、自分の志望校について考えておくのが良いでしょう。特に理系・文系を自分の就職・学びたい分野で決めるのはモチベーションにも繋がります数学が苦手だから文系・国語が苦手だから理系、というのはお勧めしません。3ヶ月も真剣に勉強すれば数学も国語もある程度出来るようになりますから、高2時点であればいくらでも取り返しがつきます。

 

まずは文系・理系を問わない勉強から始めよう

科目問わず必要になる教科からやるのが、文理が決まっていない段階では効果的です。具体的に言えば、もちろん受験する学校のタイプ(国公立・私立)で異なりますが、センター試験で必要になる数学ⅠA,ⅡB、古文,漢文、英語などです。(これは国公立の場合ですね)

加えて言えば、この教科をやっておくと模試対策にもなります。

 

どの程度までやっておけば良い?

これは目指す大学のレベルに大きく左右されます

例えば東大・京大などの難関国公立を目指すならば、高2が終わるまでの段階で英語・数学・国語に加え、理社科目はひと通り終わっていなければ厳しいです。

早慶などの私立であれば、二次試験で国語・もしくは数学を受験する必要が無くなりますから勉強する科目は少なくて済みます。それでもセンターレベルの学力は付けておきたいですね。

ですが、そのような難関校を除けば「学校の授業の内容を着実に理解しておく」ことで十分です。分からないところを参考書で補うとなおよしと言ったところでしょうか。

この辺も志望校によるので、受ける学校のレベルくらいは考えておくと楽になります。

 

苦手教科を無くすのも必要

苦手教科がある!という人はこの段階では多いでしょう。例えば数学・英語・国語....。これらの得意不得意で文理を決める人も多くいると思います。しかし、苦手教科は根気よく取り組んでいけば無くなりますし、一時の苦手意識で自分の進路を狭めてしまうのは勿体ありません

高1,高2の間は豊富に時間があるので、苦手教科をもう一度参考書で学びなおしておくと受験が格段に楽になります。

勉強時間とそれによって得られる効果は正比例ではありません。最初は全てに共通する基礎事項から学ぶのですごい勢いで得点が伸びますが、ある程度のレベルに達するとそこからは伸び悩み、頭打ちになります。簡単にいえば「得意教科を伸ばして取れる点よりも、苦手教科を埋めて伸びる点のほうが大きい」ということです。

ですから、苦手教科を埋めることが大切になってくるんですね。また、得意教科をやるのはモチベーション向上につながるので、嫌気がささない程度に上手く調整しながらやるようにしましょう。

 

大切なのは、勉強の習慣を付けておくこと

高3になり受験勉強を始めた時に、1番効いてくるのが「勉強の習慣」があるかどうかです。それもそのはず、今まで全く勉強してこなかった人が突然「受験のために毎日10時間勉強しよう!」といっても持続しません。

ですから、高2のうちから毎日2~4時間程度でも勉強しておくようにしておくと、高3になってからのラストスパートも掛けやすくなり、周りとの差を大きく広げることが出来ます。

 

まとめ。早いうちの勉強のメリットとは。

高1,高2の段階から勉強することによって

・苦手教科を無くして、幅広い選択肢から進路を選べるようになる

・勉強習慣を付けておくと高3になってから有利

・進路を選ぶ時間が長くなり、悔いのない選択が出来る

というメリットがあります。

それには、

・苦手科目を基礎から学び直す

・大学受験について調べ、自分の志望校をじっくり決める

ことが大切、ということです。では今回の記事はこれで。

 

高1,高2時点からの勉強法については、この記事たちがおすすめです

各記事、難易度順に問題集・参考書が並んでいるので、センター試験or基礎終了レベルまで取り組むと効果的です。2次試験レベルに関しては、高3に入ってからで十分です。

tsukukoma.hatenablog.com

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【チャート式】基礎からの数学の使い方と進め方

チャート式基礎からの数学II+B

 

多くのサイトや教師が「これ1冊あれば受験に受かる」とまで豪語するチャート式の参考書ですが、実のところその使い道はどうなのかということを私が使ってみた感想も交えて書いていこうと思います。

チャート式で選ぶべき色は?

まずはその前に、チャート式の数学参考書には4種類があるのでその選び方について書いていきます色の違いはつまりは難易度の違いで、易しい順に書くと白→黄→青→赤の順になります。

本書の記述を引用すると

白...教科書併用学習~センターレベル

黄...教科書マスター~入試基礎レベル

青...~大学受験レベル

赤...大学受験に最適レベル

となります。使い道にも依るのですが、チャート式を使う方は「基礎を固めたい」「初めての範囲を学習するのに使いたい」というパターンが多いと思うので、赤チャートは選択肢から外れます

もう既に赤チャートが解ける実力があるのであれば、チャート式では無く他の参考書に移ったほうが効率が良いです。参考に以前の記事をどうぞ。

tsukukoma.hatenablog.com

その上で、白も簡単すぎるという理由でこれもカットです。

残った青と黄ですが、早慶MARCH以上あたりを狙うのであれば青チャートをオススメします。そしてそれ以下(偏差値55↓くらい)であれば黄チャートで良いでしょう。

 

チャート式の特徴とは?

チャート式の最大の特徴はなんといってもその例題の量です。これが全て出来るのであれば十分基礎は固まったと言えます。しかし、一時期言われていたように「これさえあれば旧帝大も余裕」なんてことは全くありません。青チャートの問題が簡単になったのか、入試レベルの問題が上がったのか分かりませんが、少なくとも私がやっていく中では青チャートが終わった段階では、まだ東大過去問に手を付けられるような状態ではありませんでした。

チャート式の特徴を挙げると、主に以下の2つが挙げられます。

網羅性が高く、演習がしっかり出来るようになっている

解説は丁寧で、解き方は基本的なものが多い

それぞれ詳しく説明していきたいと思います。

 

網羅性の高さと演習題の豊富さがチャート最大の魅力。

チャート式の参考書を本屋で見かけて1番目につくのはその本の分厚さでしょう。他の有名参考書、例えば1対1対応が1cm程度の厚みしかないのに比べて、青チャートは5cm近くもあります。しかしそのうち半分近くを解説の別冊が占めていることからも分かるように、とても解説は丁寧なので簡単に解き進める事が出来ます

そして何と言っても網羅性がとても高い。全部で400以上ある例題は他の参考書の量を圧倒しており、さらに全てが毛並みの違う、別の解き方を要求される問題なので、これを全てやれば「数学の解き方の定石」を知ることが出来ます

さらにチャート式は例題と演習問題が1対1で対応しているため、全ての例題の解法を演習題で試すことが出来ます。これは本当に素晴らしい。

 

しかし裏を返せば量が多すぎて一朝一夕では終わらないのも事実。他教科の勉強と並行していると、長くて半年くらい終わらせるのに掛かってしまいます。なので、高1や高2の早い時期から進めるのが理想的ですね。

 

解説が丁寧で、解き方が基本的なので分かりやすい

先程述べた解説冊子の厚さからも分かるように、チャート式の解説の丁寧さは他の参考書とは比較にならないほどです(1対1の2倍くらいはある印象です)。

さらに、突然複雑な公式を導入することもしません。殆どの場合、補助的な公式は例題で証明した後に使われているので初学者でも簡単に理解することが出来ます。

また、これは一長一短ありますが、チャート式は「例題と同じ解き方で演習題を解いている」ため必ず答えを導き出すことができ、数学ができるという確かな自信に繋がります。つまりは「ひらめき」が必要とされないんですね。これは素晴らしい利点です。

 

ただ、これも数学がある程度出来る人にとっては「基礎を繰り返す」だけになるので時間の浪費になってしまいます。基礎が固まっているのであれば1対1やプラチカなどに移るのが得策です。

 

まとめると.....

今までの事をまとめると、チャート式は

数学がほとんど/まだ未修の人が、基礎を固めるのに向いている

時間はかかるが確実に理解を深めることが出来る

という参考書です。だから本当に初学者向けの参考書なんですね。

 

ちなみに、チャート式を進める際は例題の解法を一読したあと、演習問題でそれを実践するのがお勧めです。時間があれば間違った問題を復習するのも良いでしょう。Excersiseは比較的難易度が高いので、今後の参考書に慣れておくためにも力試しとして解いてみるのをオススメします。

 

今回紹介した参考書

新課程チャート式基礎からの数学1+A

新課程チャート式基礎からの数学1+A

 
チャート式基礎からの数学II+B

チャート式基礎からの数学II+B

 

 

「1対1対応の演習」の使い方とレベルは?

1対1対応の演習/数学1 新訂版 (大学への数学 1対1シリーズ)

こんにちは、みにまむです。

今回は、東京出版の1対1対応の演習の難易度はどれくらいなのか、そして効率の良い使い方とはどのようなものか、について解説していこうと思います。

「1対1対応の演習」シリーズの特徴は?

難易度が高いことで有名な大学への数学シリーズの中では簡単な部類に入る本書は、数学の基礎固めとして薦められることも多い本だとおもいます。

本書の最大の特徴は1対1対応の演習の名の通り、「1つの例題に1つの演習問題が付いている」ことです。しかしこれに関しては青チャートも同じですから、特段取り上げる必要は無いでしょう。本書を進める上では、例題の解法を読んで効率の良い解き方を学び、それを演習問題で実際に使ってみるというスタイルが良いでしょう。スマートな解法を知るのが本書の目的ですから、例題をゴリ押しで解く必要はありません。

そんな本書の特徴は

比較的難易度が高めなので、初学者には難しい

解説や別解が充実している上に、とても薄い!

ということです。それぞれについて詳しく書いていこうと思います。

 

比較的難易度は高めでハードルは高い

1対1対応の演習は「入試の標準的問題」までの実力養成に最適と書かれているように、決して網羅的であったり、基礎からやる問題集ではありません。既にチャート式の数学やチェック&リピートなどの簡単な問題集は完璧にした人が使うのが理想的です。例えば、数Ⅰ・数Aの1対1対応の演習でも数Ⅱ範囲を使った解法を紹介していたりしています。

 

解説や別解が充実しているので、難関問題集への橋渡しに良い!

1対1対応の演習は一般の参考書よりも1周り大きいサイズで(雑誌と同じ大きさ)ありながら、例題1問の解説に1ページを割いていて場合によっては別解まで書いてあるなど、とても説明が充実しています。

その一方で、各単元の要点の整理はとても解りづらく、初めてその単元に取り組むような人には不向きです。

 

まとめると....

未修分野がある場合は、まず青チャートやチェック&リピートで基礎を固めるようにしましょう。数学の勉強法の全体像を掴むには以前の記事がオススメです。

tsukukoma.hatenablog.com

 

その上で、基礎から入試レベルへの問題の橋渡し役となるのが1対1対応の役割です。

・ある程度数学の学力を持った人が、より実践的な問題の練習をする

のが最適な1対1の使い方だと言えます。では今回はこのへんで。

 

今回紹介した問題集はこちら

1対1対応の演習シリーズは数学Ⅰ・A・Ⅱ・B・Ⅲ(微積)・Ⅲ(曲線・複素数)の6冊に分かれています。文系なら数Ⅲは不要です。

1対1対応の演習/数学II 新訂版 (大学への数学 1対1シリーズ)

1対1対応の演習/数学II 新訂版 (大学への数学 1対1シリーズ)

 
1対1対応の演習/数学B 新訂版 (大学への数学 1対1シリーズ)

1対1対応の演習/数学B 新訂版 (大学への数学 1対1シリーズ)