読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

独学で臨む!大学受験の勉強法まとめ

東大A判の現役高校生が自分の勉強法と、使った参考書の感想を書いています。

【センター~2次レベル】古文の独学法改訂版!

古文

スポンサードリンク

以前古文についての記事を書きましたが(下のリンクの記事です)、そこから学習を進めるに連れて、もっと効率的に古文・漢文の勉強を行う方法というのが分かってきました。今回は前回の記事を大幅に加筆修正して、古文を苦手科目だと思っている人、もしくは古文を初めて勉強する人向けに、古文できちんと得点が出来るような勉強法を書いていこうと思います。

tsukukoma.hatenablog.com

古文は「暗記科目」である

まず、最初に覚悟を決めなければいけません。古文・漢文という科目は基本的に「暗記を抜きにしては得点が出来ない科目」だと思ってください。数学や理科のように、比較的少ない公式を覚えていれば応用で解けるような科目ではなく、動詞の活用や古文単語、漢文の句法などを覚えないことには得点が全くと言っていいほど出来ない科目です。というよりも、古典の問題自体が暗記をしていない生徒(つまり、学校側から見た「きちんと古典を学んでいない」生徒)を振り落とすように作られていると言った方が良いかもしれません

そのため、古典の学習の第一歩は大量の暗記から始まります。ここを乗り越えてしまえば、その後の問題自体は比較的簡単なので勝負どころになります。

古文の学習の第一歩「暗記」

ある有名な古文単語帳の中にも「古文の読解力を支える両輪は単語力と文法力である」という記述があるのですが、まさに古文の読解に関して言えばその通りでして、この2つをきちんと暗記すれば、大抵の問題に対してであれば対応出来るようになります。

がむしゃらな暗記になってしまうため、やっている間は意味を感じられず挫折しそうになることも有るかと思いますが、ここが踏ん張りどころです。

実は、この暗記を飛ばして問題に取り組んでもそれなりに解けてしまうのが古文という科目なんです。というのも、古文はもともとは私達が使っている現代日本語の元となった言語なので、ある程度意味が似通っているところもあるし、文法が似通っているところがあります。そのため何も暗記せずに問題に取り組んでも「なんかだいたい意味は分かるかも~」となってしまいますが、これは危険です

残念ながら、試験はやっている人とやっていない人の差をつけるための問題ですから、当然勉強していないと取れないような問題が多く出題され、そこで得点できた人が受かるというように問題が作成されます。試験で狙われるのは「古今異義語」と言われる現代語と古語の意味が全く違うような単語の訳であったり、「現代語にはない助動詞」の訳だったりと言った、古文の知識なしでは解けないような部分です。これらははっきり言って、暗記なしには解けません。

そろそろ暗記への目的意識が高まってきたでしょうか。暗記の必要性を理解してもらえれば幸いです。

古典文法

古典文法で暗記すべきなのは動詞、形容詞、形容動詞、助動詞の「活用」。そして、その発展形である「識別」と呼ばれるものです。識別は、例えば「ぬ」という文字が文中に出てきた時に、これは完了の助動詞「ぬ」なのか、打消の助動詞「ず」なのか、はたまた名詞や形容詞の一部なのか、と言ったことをまとめたものなので、理論的には活用と古文単語を覚えれば全て解けるものです。ただ、覚えていると時間の短いセンター試験などで、機械的に答えを出すことが出来るようになるのでお得かもしれません。

多くの人は学校で習っていると思うので、あとはきちんと記憶に定着させるだけでも良いのですが、もし古文に苦手意識がある...という方はステップアップノート30をオススメします。この問題集は、問題と同じページに必要となる活用表が書いてあるため、活用を暗記せずとも解けてしまうのですが、それらはあくまで「活用表が分かれば文法問題は解けるのか!」という苦手意識の払拭のために使うものだと割り切って、最終的には活用表を全部暗記するようにしましょう

ステップアップノート30古典文法基礎ドリル (河合塾シリーズ)

ステップアップノート30古典文法基礎ドリル (河合塾シリーズ)

 

この段階から問題演習を積みたい!という方には、Z会の古文上達の基礎編が、文法を学びつつ問題演習が出来る設計になっています。ただ暗記するだけではなく、実際の文章を通じて学びたい、と言った場合にはこれを使えばよいでしょう。分からない単語があっても、この段階なら辞書を使ったりしながら解けばいいのです。

古文上達 基礎編 読解と演習45

古文上達 基礎編 読解と演習45

 

もちろん、ここはただ暗記するだけでも当然問題ありません。根を詰めてやれば、古典文法の暗記だけなら1日で終わるでしょう。全部覚えた後で問題演習に入るのもアリだと私は思います。

与えられた動詞、形容詞、形容動詞、助動詞を6つの形に活用できるようになり、助動詞についてはその意味が言えるようになれば、この段階はクリアです。

古文単語

文法と並行してやるべきなのが古文単語です。単語力がなければ、長文を読む時に誤読をしてしまう可能性が大きく上がってしまいます。特に「古今異義語」は引っかかりやすいので注意です。

私が使っている単語帳は古文単語315というものです。実際の使用例と一緒に単語が乗っているので、感覚を掴みやすかったり、ところどころ挟まれる例文の背景の説明が読解に役立ったりしています。万人にオススメできる単語帳です。

読んで見て覚える重要古文単語315

読んで見て覚える重要古文単語315

 

 他にもゴロで覚える系の単語帳として古文単語ゴロゴというものも有るようです。ゴロで覚えることで苦手意識が払拭できるのであれば一考の価値は有ると思いますが、Amazonのレビューを見ても賛否両論のようですので、実際に書店で手に取って自分に合うか確認してからが良いと思います。

古文単語ゴロゴ

古文単語ゴロゴ

 

古文の学習の次の一歩「センター対策」

ここまでで古文の演習を解く基礎はしっかり身についたと思いますから、ここからは演習に入ります。実は古文に関しては、センターの問題文は比較的難易度が高いものになっています。ただ、選択式の問題であるため、要所要所を抑えていけば得点を積み重ねていく事ができるはずです。

センター式の問題が解きたいという場合は、センターの過去問もしくは予備校が出しているセンター演習用の参考書を使用するといいでしょう。ただ、センターの過去問を使った演習で古文だけを切り出すことは難しいですし、受験直前期に対策するという意味でセンターの過去問は高3秋~冬頃まで取っておくのが良策です。直前期の受験生でなければ、マーク式問題集をオススメします

センターの過去問を解くのであれば↓

大学入試センター試験過去問レビュー国語 2017 (河合塾シリーズ)

大学入試センター試験過去問レビュー国語 2017 (河合塾シリーズ)

 

 センター式の問題集↓

マーク式基礎問題集古文 (河合塾シリーズ)

マーク式基礎問題集古文 (河合塾シリーズ)

 

古文の学習の最後の一歩「2次試験対策」

2次試験は記述式の問題を出す学校が大半であり、当然ながらセンターとはまた違った記述用の対策が求められます。

記述式の問題集に関しては、先ほど紹介したZ会の古文上達の演習編をオススメしますZ会の参考書は流石通信教育の会社というべきか、独学生には重要な解説の丁寧さが備わっているものが多いです。特にこの古文上達の第3部、演習編で扱われている教材は有名なものが多く、文章としても非常に興味深いものが揃っています。

古文上達 読解と演習56

古文上達 読解と演習56

 

 これ以上の対策は、自分の受験大学の過去問を解くことで十分だと思いますが、もしも更なる論述対策をするのであれば河合塾の「得点奪取古文」をお勧めします。Z会にも「最強の古文」という参考書がありますが、これは趣味の領域に属するような問題が多いというのが、この参考書を使った友人の評でした。

得点奪取古文―記述対策 (河合塾SERIES)

得点奪取古文―記述対策 (河合塾SERIES)

 

終わりに

古文は一度出来るようになれば他科目に比べ安定度が高く、2次でも得点源となってくれる科目です。国語の中の1/3~1/4の得点しかないから、と疎かにすること無く、しっかりと対策していくことが合格への鍵となるでしょう。