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独学で臨む!大学受験の勉強法まとめ

東大A判の現役高校生が自分の勉強法と、使った参考書の感想を書いています。

【チャート式】基礎からの数学の使い方と進め方

数学

チャート式基礎からの数学II+B

 

多くのサイトや教師が「これ1冊あれば受験に受かる」とまで豪語するチャート式の参考書ですが、実のところその使い道はどうなのかということを私が使ってみた感想も交えて書いていこうと思います。

チャート式で選ぶべき色は?

まずはその前に、チャート式の数学参考書には4種類があるのでその選び方について書いていきます色の違いはつまりは難易度の違いで、易しい順に書くと白→黄→青→赤の順になります。

本書の記述を引用すると

白...教科書併用学習~センターレベル

黄...教科書マスター~入試基礎レベル

青...~大学受験レベル

赤...大学受験に最適レベル

となります。使い道にも依るのですが、チャート式を使う方は「基礎を固めたい」「初めての範囲を学習するのに使いたい」というパターンが多いと思うので、赤チャートは選択肢から外れます

もう既に赤チャートが解ける実力があるのであれば、チャート式では無く他の参考書に移ったほうが効率が良いです。参考に以前の記事をどうぞ。

tsukukoma.hatenablog.com

その上で、白も簡単すぎるという理由でこれもカットです。

残った青と黄ですが、早慶MARCH以上あたりを狙うのであれば青チャートをオススメします。そしてそれ以下(偏差値55↓くらい)であれば黄チャートで良いでしょう。

 

チャート式の特徴とは?

チャート式の最大の特徴はなんといってもその例題の量です。これが全て出来るのであれば十分基礎は固まったと言えます。しかし、一時期言われていたように「これさえあれば旧帝大も余裕」なんてことは全くありません。青チャートの問題が簡単になったのか、入試レベルの問題が上がったのか分かりませんが、少なくとも私がやっていく中では青チャートが終わった段階では、まだ東大過去問に手を付けられるような状態ではありませんでした。

チャート式の特徴を挙げると、主に以下の2つが挙げられます。

網羅性が高く、演習がしっかり出来るようになっている

解説は丁寧で、解き方は基本的なものが多い

それぞれ詳しく説明していきたいと思います。

 

網羅性の高さと演習題の豊富さがチャート最大の魅力。

チャート式の参考書を本屋で見かけて1番目につくのはその本の分厚さでしょう。他の有名参考書、例えば1対1対応が1cm程度の厚みしかないのに比べて、青チャートは5cm近くもあります。しかしそのうち半分近くを解説の別冊が占めていることからも分かるように、とても解説は丁寧なので簡単に解き進める事が出来ます

そして何と言っても網羅性がとても高い。全部で400以上ある例題は他の参考書の量を圧倒しており、さらに全てが毛並みの違う、別の解き方を要求される問題なので、これを全てやれば「数学の解き方の定石」を知ることが出来ます

さらにチャート式は例題と演習問題が1対1で対応しているため、全ての例題の解法を演習題で試すことが出来ます。これは本当に素晴らしい。

 

しかし裏を返せば量が多すぎて一朝一夕では終わらないのも事実。他教科の勉強と並行していると、長くて半年くらい終わらせるのに掛かってしまいます。なので、高1や高2の早い時期から進めるのが理想的ですね。

 

解説が丁寧で、解き方が基本的なので分かりやすい

先程述べた解説冊子の厚さからも分かるように、チャート式の解説の丁寧さは他の参考書とは比較にならないほどです(1対1の2倍くらいはある印象です)。

さらに、突然複雑な公式を導入することもしません。殆どの場合、補助的な公式は例題で証明した後に使われているので初学者でも簡単に理解することが出来ます。

また、これは一長一短ありますが、チャート式は「例題と同じ解き方で演習題を解いている」ため必ず答えを導き出すことができ、数学ができるという確かな自信に繋がります。つまりは「ひらめき」が必要とされないんですね。これは素晴らしい利点です。

 

ただ、これも数学がある程度出来る人にとっては「基礎を繰り返す」だけになるので時間の浪費になってしまいます。基礎が固まっているのであれば1対1やプラチカなどに移るのが得策です。

 

まとめると.....

今までの事をまとめると、チャート式は

数学がほとんど/まだ未修の人が、基礎を固めるのに向いている

時間はかかるが確実に理解を深めることが出来る

という参考書です。だから本当に初学者向けの参考書なんですね。

 

ちなみに、チャート式を進める際は例題の解法を一読したあと、演習問題でそれを実践するのがお勧めです。時間があれば間違った問題を復習するのも良いでしょう。Excersiseは比較的難易度が高いので、今後の参考書に慣れておくためにも力試しとして解いてみるのをオススメします。

 

今回紹介した参考書

新課程チャート式基礎からの数学1+A

新課程チャート式基礎からの数学1+A

 
チャート式基礎からの数学II+B

チャート式基礎からの数学II+B

 

 

「1対1対応の演習」の使い方とレベルは?

数学

1対1対応の演習/数学1 新訂版 (大学への数学 1対1シリーズ)

こんにちは、みにまむです。

今回は、東京出版の1対1対応の演習の難易度はどれくらいなのか、そして効率の良い使い方とはどのようなものか、について解説していこうと思います。

「1対1対応の演習」シリーズの特徴は?

難易度が高いことで有名な大学への数学シリーズの中では簡単な部類に入る本書は、数学の基礎固めとして薦められることも多い本だとおもいます。

本書の最大の特徴は1対1対応の演習の名の通り、「1つの例題に1つの演習問題が付いている」ことです。しかしこれに関しては青チャートも同じですから、特段取り上げる必要は無いでしょう。本書を進める上では、例題の解法を読んで効率の良い解き方を学び、それを演習問題で実際に使ってみるというスタイルが良いでしょう。スマートな解法を知るのが本書の目的ですから、例題をゴリ押しで解く必要はありません。

そんな本書の特徴は

比較的難易度が高めなので、初学者には難しい

解説や別解が充実している上に、とても薄い!

ということです。それぞれについて詳しく書いていこうと思います。

 

比較的難易度は高めでハードルは高い

1対1対応の演習は「入試の標準的問題」までの実力養成に最適と書かれているように、決して網羅的であったり、基礎からやる問題集ではありません。既にチャート式の数学やチェック&リピートなどの簡単な問題集は完璧にした人が使うのが理想的です。例えば、数Ⅰ・数Aの1対1対応の演習でも数Ⅱ範囲を使った解法を紹介していたりしています。

 

解説や別解が充実しているので、難関問題集への橋渡しに良い!

1対1対応の演習は一般の参考書よりも1周り大きいサイズで(雑誌と同じ大きさ)ありながら、例題1問の解説に1ページを割いていて場合によっては別解まで書いてあるなど、とても説明が充実しています。

その一方で、各単元の要点の整理はとても解りづらく、初めてその単元に取り組むような人には不向きです。

 

まとめると....

未修分野がある場合は、まず青チャートやチェック&リピートで基礎を固めるようにしましょう。数学の勉強法の全体像を掴むには以前の記事がオススメです。

tsukukoma.hatenablog.com

 

その上で、基礎から入試レベルへの問題の橋渡し役となるのが1対1対応の役割です。

・ある程度数学の学力を持った人が、より実践的な問題の練習をする

のが最適な1対1の使い方だと言えます。では今回はこのへんで。

 

今回紹介した問題集はこちら

1対1対応の演習シリーズは数学Ⅰ・A・Ⅱ・B・Ⅲ(微積)・Ⅲ(曲線・複素数)の6冊に分かれています。文系なら数Ⅲは不要です。

1対1対応の演習/数学II 新訂版 (大学への数学 1対1シリーズ)

1対1対応の演習/数学II 新訂版 (大学への数学 1対1シリーズ)

 
1対1対応の演習/数学B 新訂版 (大学への数学 1対1シリーズ)

1対1対応の演習/数学B 新訂版 (大学への数学 1対1シリーズ)

 

 

 

ステップアップノート30―古典文法基礎ドリル―の正しい使い方

古文

 ステップアップノート30古典文法基礎ドリル (河合塾シリーズ)

今回の記事では、河合塾が出版しているステップアップノート30―古典文法基礎ドリル―について書いていこうと思います。全ての教科に通じますが参考書の「正しい使い方」を理解することで、最高の効率で勉強することが出来ます。学習の前にきちんと概観を掴んでおきましょう。

 

ステップアップノートの特徴2つ

本書の大きな特徴は

・基礎の基礎から文法を学べること

・書き込み式のノートになっていること

です。それぞれ詳しい特徴を書いていきます。

 

基礎の基礎から文法を学ぶのに最適

本書が目指しているのは「手っ取り早く文法力を身につける」ことです。

どういうことか説明しましょう。英語や古文などの文法事項の理解には大きく分けて2つの段階があります。それは「長文が読めるレベル」と「完璧に文の構造が取れるレベル」の2つです

本書の目的はその「長文が読めるレベル」の文法力を短時間で身に付けることにあります。内容はとても簡潔にまとめられているので、だいたい3日ほどあれば終わらせることが出来るでしょう。

そして、長文が読めるようになったら他の参考書で対策をして(解説の丁寧なZ会古文上達 基礎編 読解と演習45 文法理解から応用までなどの参考書がオススメです)、完璧に文構造が取れるレベルに持っていくという方針なのです。

 

 

大きめのサイズで書き込み式

本書を本屋で見かけると、その大きさが他の参考書より1回り大きいのに気づくと思います。世界史などの資料集くらいの大きさで、書き込むことを前提に作られているのでスラスラ問題を解き進めることが出来ます。解き直しなどは前提にしていません(裏を返せば、ほぼ暗記事項とも言えます)

 

ステップアップノートの基本的な構成

本書は30章の小単元に分かれていて、各講座に「文法事項の解説→基本問題→応用問題」が用意されているので、古文初心者でも簡単に理解することが出来るでしょう。

1章10~20分程度で終わるので、本格的な参考書に入る前のおさらいとして使うのもアリです。

注意点を挙げるとすれば、ステップアップノートは解説が省略されていたり、まだこの段階では意味を覚えていないであろう単語の現代語訳問題がところどころ出てくるので、そこだけは気を付けるべきでしょう。

 

まとめ。この参考書の対象者は?

ステップアップノートを使うべき人は

・古文の文法がさっぱりで1から学びたい人

・短期間で古文文法をおさらいしたい人

になります。特に初心者はこの1冊をやるだけで、古典文法に自信を持てるので本当にお勧めです。

この問題集が終わり、同じような教材で1ランク上の演習がしたいなぁ と思ったのであれば、少し難易度が上のシリーズが同じ問題集も有ります。

ステップアップノート30古典文法トレーニング (河合塾シリーズ)

ステップアップノート30古典文法トレーニング (河合塾シリーズ)

 

 

今回紹介した問題集はこちら

ステップアップノート30古典文法基礎ドリル (河合塾シリーズ)

ステップアップノート30古典文法基礎ドリル (河合塾シリーズ)

 

 

 

 

 

「マドンナ古文」の特徴と使い方

古文

 大学受験超基礎シリーズ マドンナ古文 パワーアップ版

マドンナ古文は数ある古文の文法参考書の中でもかなり有名な書籍だと思います。しかし、普通の文法書だと思って使っていると思わぬ落とし穴にハマるのです...端的に言えば、マドンナ古文は「長文を読むための文法書」であって、文法問題を演習したりするために出来ているわけではないからです。使い道を間違えずに、筆者の狙い通りにその参考書を活用することが、学力向上の第一歩です。

 

マドンナ古文の特徴は2つ

マドンナ古文の大きな特徴は2つあります。

1つ目は初心者でも読みやすいこと。

2つ目はとにかく「長文を読むための文法」を重視していることです。

それぞれについて以下詳しく説明していこうと思います。

 

マドンナ古文は初心者でも読みやすい!

まずマドンナを読んで驚くのは、とてもくだけた文章で書かれていることです。古文の参考書なのに横書きで、全く古文が読めない人に語りかけるような文体で書かれています

そしてふんだんにイラストを使ったり、現代語に例えたりしてとても理解しやすいのも本書の優れた点です。ですから、古文に苦手意識を持っている人でも楽に読み進めることが出来るでしょう。

 

マドンナは「長文を読むための文法」を学ぶ本

「古文は現代では使われていないから、言わば英語のような外国語を学んでいるようなものだ」という喩えをする人がよくいます。確かに古文は、現代語と様々な文法での違いや意味の違いがあり難しい印象を持ちがちですが、英語とは決定的に違う部分がいくつかあります

古文は「古代人が書いた文章を現代人が読み解く教科」です。ですから、現代人が新しく文章を作ることは出来ません。つまり、文法問題として出題される文章も全て過去の作品から引用してきたもので、それゆえに古文の文法問題と長文読解はとても似たものになるのです

ですから、本書で筆者が書いている通り「読むために必要な文法事項」というのは、「文法問題を解くのに必要」なことが多いのです。そのため、マドンナ古文はまず「読むための文法」から入っていく文法書になっています。

本書から引用すれば、

「読める⇒文法が分かる⇒文法を覚える」という<楽勝トライアングル>を作りましょう。

「マドンナ古文 - 荻野文子著」より

ということです。ですから、これが自分の身に合っているかというのが大切になってきます。

 

文法問題だけをやりたい..という人には不向き

逆に言えば、「とりあえず文法が分かるようになってから長文は読みたい!」という人にはこの本は不向きなのです。もし、文法事項だけをおさらいor学びたいのであれば河合塾の「古典文法基礎ドリル」がおすすめです。この本は「文法事項を学ぶ→すぐにそれを利用した問題を解く」というサイクルを繰り返すことによって、文法事項を簡単に身につけることが出来る本です。問題の難易度は低いので初心者向きです。 

tsukukoma.hatenablog.com

 

まとめ

マドンナ古文がオススメなのは

文法だけを単調に学ぶのは嫌」だったり、

古文への苦手意識がものすごいあり、文法書から入るのは無理

という学生さんです。

文法事項だけを学びたいのであれば、河合塾のステップアップノートを使いましょう。

 

今回紹介した参考書はこちら

 

 

古文の参考書はコレ。3方面から攻めていこう!

古文

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追記

古文の勉強法に関しての新しい記事を公開しました。

この記事は古い情報となるので、新記事の方を御覧ください。

tsukukoma.hatenablog.com

 

以下、古い記事の内容となります。

古文の勉強の<3要素>の考え方

3要素とはなにか?

古文の読解に必要な物は3つに分かれています。古文も英語と同じで

・古典文法

・長文読解

・語彙力(単語力)

の3要素が必要になってくるのです。これらを均等に身に着けていくことで、古典の点数は着実に上がっていくので、1つ1つしっかりとこなしていきましょう。

 

進めていく順番は?

これも英語と同じで、まずは文法を身につける必要があります。というのも、文法がわからなければ長文は読めないので、模試やテストで点に結びつかないんです。さらに言えば、英語と違って古文は長文読解の問題の中でも文法事項が多く問われるので、文法が出来ると確実に得点を伸ばしていくことが出来ます。

次に長文読解が出来るようになりましょう。全訳できずとも、大体の意味が拾い読みできるようになれば十分です。それだけで充分な点は取ることが出来ますし、正確に訳す(精読)が求められるのは、現代語訳問題が出たところだけですからね。

ある程度文章が読めるようになってきたら、語彙力を並行して付けて行きましょう。単語帳で覚えた単語を、読解練習の文章中で復習するのが理想的ですね。

 

まずは文法が出来るようになろう

基礎の基礎から文法を学ぶ人には

古文への苦手意識がある、古文がさっぱり読めないという人にはとりあえず「マドンナ古文」をオススメします。マドンナこと荻野文子さんが書いている、初心者にも取り掛かりやすい砕けた文体の文法解説本です。

ただ、マドンナ古文はどちらかと言うと「長文を読むための文法」を学ぶのに重きを置いている書籍なので、文法事項を身につけるのには他の問題集が必要です。

tsukukoma.hatenablog.com

 

 

マドンナ古文と並行して進めるのにおすすめなのが、河合塾の「ステップアップノート」シリーズです。これは「文法」を学ぶための問題集で、比較的難易度が低いので初心者でも取り組みやすいです。ただし、解説が少し足りないという意見もありますから(個人的にはこの程度は分かると思うのですが)、マドンナ古文などの他の講義系の参考書と併用するのが良いでしょう

tsukukoma.hatenablog.com

 

 

実は、古文の文法というのは英文法と違ってそこまでのレベルが必要とされません。せいぜい文章が読めれば大丈夫なレベルです。というのも、現在使われている言語ではないので「何が正しい文法なのか」が定まっていないからです(時代によって違うので、一概に言い切れないからです)。

そのため、古文では穴埋め問題や作文問題はほとんど出ず、昔の人が書いた文章の読解に重きを置いた問題が出題されます。なので、ここまでで文法知識はだいたい大丈夫です次は長文読解に移りましょう。ただし、文法事項はきっちり暗記しておいてください。そうでないと意味がありません。

不安が残る人はステップアップノートの少し難易度が高いトレーニングがあるので、それに取り組むとよいでしょう。

ステップアップノート30古典文法トレーニング (河合塾シリーズ)

ステップアップノート30古典文法トレーニング (河合塾シリーズ)

 

 

 

長文読解の実力を伸ばす!

まずは解説が丁寧な問題集から

すべての教科で、最初に必要となるのは「丁寧な解説の付いた問題集」です。解説のレベルで理解度は大きく変わりますし、事実を誤解したまま取り組むことも少なくなります。

普段独学者向けに通信講座をやっているだけあるのか、Z会の古文上達はとても解説が丁寧で分かりやすいです全訳+品詞が全ての問題に載っており文章中で品詞など文法知識も確認することが出来ます。基礎と演習がありますが、まずは基礎からやるのをお勧めします。

古文上達 基礎編 読解と演習45 文法理解から応用まで

古文上達 基礎編 読解と演習45 文法理解から応用まで

 
古文上達 読解と演習56

古文上達 読解と演習56

 

 

Z会の古文上達の他にも、解説が丁寧な参考書として「中堅私大古文演習」がよく挙げられます。私は書店で目を通したのみですが、Amazonベストセラー1位の肩書もあり、解説が充実しているため独学にも十分対応できるようです。

中堅私大古文演習 (河合塾SERIES)

中堅私大古文演習 (河合塾SERIES)

 

 

センター~二次試験レベルの対策を

センター試験の形式になれる為におすすめなのはマーク式の問題集。次に紹介する河合塾の他のテキストに比べると簡単で、とっつきやすいのも魅力です。結構簡単なので、古文上達や中堅私大演習の前に取り組むのも1つの手です。

マーク式基礎問題集 19 古文 四訂版

マーク式基礎問題集 19 古文 四訂版

 

 

記述問題対策としてお勧めなのが、「得点奪取古文」です。難易度としては国公立の2次試験レベルでしょうか。採点基準などが明記してあり、どのような記述をすればよいのかがしっかり分かる1冊になっていると思います。問題部分より解説のほうが長いという非常に親切な問題集です。誤った記述例なども載せていて実用的です

得点奪取古文―記述対策 (河合塾SERIES)

得点奪取古文―記述対策 (河合塾SERIES)

 

 

 

河合塾が出しているシリーズの他のものとして、入試精選問題集もあります。旧帝大の受験者でなければ、こちらの問題集だけでも事足りるかもしれません。解説は割と充実していますが、そこそこ難易度も高いです。

古文 (河合塾SERIES―入試精選問題集)

古文 (河合塾SERIES―入試精選問題集)

 

 

 

語彙力を付けるのには

単語帳には多くの種類があるので、大体の傾向を説明しますと

・ゴロゴは本当に古文が苦手な人には構わないが、論理的理解を伴わないため積極的におすすめは出来ない

・マドンナ古文単語や読んで見て覚える315は合理的な説明と、ある程度のイメージによる暗記でバランスがとれている

Z会の出る順400は、論理的理解にお勧め

ただ単語帳は個人の好き嫌いもあるので、書店などで立ち読みしてどれが良いか決めるのが良いと思います

読んで見て覚える重要古文単語315

読んで見て覚える重要古文単語315

 
出る順に学ぶ 頻出古文単語400

出る順に学ぶ 頻出古文単語400

 

 

おわりに

今回の記事は以上です。古文は他の科目に比べて比較的短時間で終わらせられる科目なので、集中して早めに終わらせ英語や数学などに時間を割きたいところですね。

また、今回は触れませんでしたが過去問も良い古文の教材になります。実力がついてきたと感じたら志望校とセンターの過去問は何年分か解いておくようにしましょう。

「物理のエッセンス」の使い方を解説!

物理

物理のエッセンス 力学・波動 (河合塾シリーズ)

物理のエッセンスとは?

物理のエッセンスとは河合塾から出版されている物理・物理基礎混合の参考書です。

本書の説明部分によれば、教科書に書かれていない「最も基本的な感覚的な理解+試験問題を解くのに必要な知識」を中心に書かれており、物理の本質に重点を置いた構成になっているそうです。

多くのサイトや個人にお勧めされていて、言わば「エッセンス信仰」のような状態になっている本書ですが、実際に使ってみた感想とその活用法を書いていきます。

物理の勉強法の概観については、以前の記事を参考にしてください。

tsukukoma.hatenablog.com

本書の特徴3つ

1.物理基礎の範囲と物理の範囲は明確に分けられている

物理基礎だけを勉強すれば良い文系の学生や、まだ物理基礎の授業のみを受けている学生でも使いやすいよう、本書は物理基礎の範囲と物理の範囲が明確に分けられています。ですから、物理基礎だけを勉強したい場合でも本書のみで大丈夫です。

2.解説部分/説明部分はかなり省略されている

初めて物理の参考書を買う人に注意して欲しいのはこの点です!!

まず、エッセンスの解説には式変形の過程がほとんど書かれていないですから数学が苦手な方はなかなか苦労します。だいたい全ての問題の解説は5cm×5cmに収まるほどしか書かれておらず、本当に初心者泣かせな参考書になっています。

加えて、教科書である程度理解している事が前提なので、例題の数や公式の使い方の説明などはとても少ないです。ですから、物理に苦手意識がある人はまずチャート式の物理などで理解を深めてから取り組みましょう。 

3.裏を返せば、とても凝縮されている!

2冊組の物理のエッセンスシリーズですが、なんと1冊あたりの薄さは1cm以下!

エッセンスの名の通り本当に重要な部分だけを切り取って掲載してあることが分かると思います。解説部分がかなり省略されていると書きましたが、裏を返せば数学・物理がもともと得意な人にとってはぐんぐん実力を伸ばせる本なんですね。

使ってみた感想

しばらく使ってみて思ったのは、「これは授業や塾などである程度理解した人が、その実力を伸ばすための本だな」ということです。解説はかなり省略されているので、初めての範囲を理解して出来るようにするという使い方はあまり向いていないです。

しかしながら、教科書などで「暗記」しているだけだった公式を感覚的な理解に持っていけるのは本書のとても優れた点です。要所要所に配置されている「Q&A」コーナーも理解を深めるのに役立ってくれます。なので、物理がある程度出来るひとにはとても良い参考書だといえると思います。

まとめ

「物理のエッセンス」は

既に参考書や授業で公式の使い方/問題の解き方をある程度知っている人

物理/数学が得意で、省略された説明でも理解できる人

自分の実力を高めるために使う本です。

全くの素人が買うと物理への苦手意識を持ちかねない本だと思うので、そういう人はとりあえずは説明部分がしっかりしている参考書を1冊やった後にこの本に取り組んでください。理解がどんどん進むと思います。

今回紹介した参考書

物理のエッセンス 力学・波動 (河合塾シリーズ)

物理のエッセンス 力学・波動 (河合塾シリーズ)

 
物理のエッセンス 熱・電磁気・原子 (河合塾シリーズ)

物理のエッセンス 熱・電磁気・原子 (河合塾シリーズ)

 

 

 

大学受験英語のおすすめ参考書

英語

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英語という教科について

優先順位はどうすれば?

英語には大きく分けて

・文法(和訳/英作文)

・語彙力

・長文読解

・リスニング

の4分野があり、他の科目に比べて範囲も大きいです。他国の言語を学ぼうとしているのですから当然ですね。我々も日本語を何年も掛けて習得してきたはずです。

しかし大学受験の用意にそんなに時間は掛けられない。せいぜい1年が限界です。ですから、無闇やたらと参考書や問題集をやるのではなく、効率的に学習していくようにしましょう

順序はどうすれば良い?

まずは語彙力を少しずつ増やしていきましょう。これは最後の追い込みが効きにくい分野なので、毎日少しずつやるのが大切です。

それと並行して、最初は文法対策をすることが必要です。長文読解が読めるレベルまでは強化しましょう。長文読解と短文和訳が出来るようになれば、まず英文法は完成したといえます。

その上で、長文読解に時間を割きましょう。センターでも二次でも長文読解は大きな比重を占めますから、これが出来るか出来ないかが点に大きく関わってきます。

ある程度語彙力もついてきた段階で、リスニング対策を少しやれば英語は大丈夫です。

英文法用おすすめ参考書

辞書代わりにはこの1冊

英文法は先程述べたように、まずは英文解釈と短文和訳が出来るようなレベルまで学べば大丈夫です。ですから、そこまで力を入れるべき範囲ではないのですが、もし数学で言うチャート式のように全範囲を網羅している英文法の辞書のようなものが欲しければ、わたしはForestをお勧めします。しかし、正直言ってこれを全て覚えることは出来ませんし時間がかかりすぎるので、あくまで辞書代わりにする程度でしょう。

総合英語Forest 7th Edition

総合英語Forest 7th Edition

 

中学校レベルの英文法は完璧に

中学校レベルの英文法は基礎の基礎ですから、これが出来ていないと英文を読むことすらままなりません。もし中学校時代から英語が出来なかったのであれば、きちんとこの段階で知識の穴を埋めておきましょう

1から学び直したい人にはくもんの英文法、ある程度できてるけど確認したいという人にはMr.Evineのドリルをお勧めします。比較すると、Evineのほうが会話調でとっつきやすいです。

くもんの中学英文法―中学1?3年 基礎から受験まで (スーパーステップ)

くもんの中学英文法―中学1?3年 基礎から受験まで (スーパーステップ)

 
別冊解説付 Mr. Evine の中学英文法を修了するドリル (Mr. Evine シリーズ)

別冊解説付 Mr. Evine の中学英文法を修了するドリル (Mr. Evine シリーズ)

 

 英文解釈に必要なレベルの英文法を

中学レベルの文法が固まったら、高校からセンターレベルまでの文法に取り掛かりましょう。高校の英文法の内容がまだ理解できていない人には「一億人の英文法」がお勧めです。学校のような解説的な本ではなく、ネイティブの目線から書かれているので直感的に英語を理解することが出来ます

一億人の英文法 ――すべての日本人に贈る「話すため」の英文法(東進ブックス)

一億人の英文法 ――すべての日本人に贈る「話すため」の英文法(東進ブックス)

 

 その後は英文法問題の練習としてNext Stageをやると良いでしょう。しかしここまでで基本の文章は読めるようになっているはずなので、長文読解に移っても良いと思います。Next Stageはだいたいセンター~私立中堅くらいのレベルに対応しているようです。

文法問題を解いている時は、分からなかったら文法の解説書に立ち戻るようにしましょう。それこそ最初に薦めたForestのような辞書があると理解がすんなり進むと思います。 

Next Stage英文法・語法問題―入試英語頻出ポイント218の征服

Next Stage英文法・語法問題―入試英語頻出ポイント218の征服

 

 +αの文法知識を

その上で難関大学受験を目指す人にはこの文法書を。比較的解説も丁寧で、NextStageをしっかりやった上であれば簡単に理解できるはずです。ただ、参考書のような講義部分はほとんどないのであくまで文法はしっかり理解した人向きです。

文法の参考書としては最難レベルに当たると思います。

全解説頻出英文法・語法問題1000 (大学受験スーパーゼミ)

全解説頻出英文法・語法問題1000 (大学受験スーパーゼミ)

 

 長文読解&短文和訳のおすすめ参考書

英文読解の力をつける

英文の読み方を効率的に理解するにはこの本が良いだろう。薄い割にその内容は濃く、単語も難しくないのである程度文法事項が身についている人ならすらすらと読めるはずです。とりあえず英文読解の基礎を身につけるのにもってこいの一冊です

英文読解入門基本はここだ!―代々木ゼミ方式 改訂版

英文読解入門基本はここだ!―代々木ゼミ方式 改訂版

 

 その上で、次は少し難しめの参考書へ。この本は単語の難易度は少し高いので、知らなかったら積極的に調べるほうが良いでしょう。CDが付属しており、文字だけの参考書よりもとっつきやすいように思います。解釈の解説が充実しているので、初学者にうってつけの本です。入門,基礎の2冊があります。

基礎英文解釈の技術100 (大学受験スーパーゼミ徹底攻略)

基礎英文解釈の技術100 (大学受験スーパーゼミ徹底攻略)

 
入門英文解釈の技術70 (大学受験スーパーゼミ徹底攻略)

入門英文解釈の技術70 (大学受験スーパーゼミ徹底攻略)

 

 長文読解の演習へ

今までの本を終わらせれば相当英文解釈の実力は付いたはずです。ですから次は長文読解の演習に移りましょう。長文読解は段落ごとの主題を答える問題や、並び替え問題、文の内容の正誤問題が主で、英文解釈とはまた違った力が必要になりますが、基本的に英文解釈が出来れば読むことは出来るはずですから、とりあえずやってみるのが大事です

まず長文読解入門にはこの本。解説にはSVOCMが振ってあり、文法がある程度分かる人であればとても重宝すると思います。長文読解に苦手意識がある人や初めての人にはお勧めです

CD付 入門英文問題精講 3訂版 (必修問題精講)

CD付 入門英文問題精講 3訂版 (必修問題精講)

 

 また、速読英単語は設問はないけれど、長文を読む練習には向いているので語彙力も読解力も同時に付けたいという人にはおすすめです。長文は数をこなして経験を付けていくことで自信に繋がるタイプの分野なので、こういう取り組み方もアリかもしれません。

 CDは別売りなのですが、英単語は発音も含めて覚えるべき(リスニング対策)なのでやはり買っておいたほうがいいと思いますZ会も付属品にしてくれればいいのに...

速読英単語 (1)必修編 [改訂第6版]

速読英単語 (1)必修編 [改訂第6版]

 
速読英単語 (1)必修編 CD [改訂第6版]対応

速読英単語 (1)必修編 CD [改訂第6版]対応

 

 リスニングは最後で良い

リスニングで必要になるのは「単語力」です。これに尽きます。なので、リスニング対策というのはわざわざ最初の時点からやる必要はないのです。

日頃から単語の発音を意識して、もしくは声を出しながら単語を覚えて、その上で英語特有の発音の変化(例えば、want to → ワナ, や one of → ワノブ )をリスニング教材で強化すれば十分です。リスニング教材を聴き続けてもそれは効率が悪いと言わざるを得ません。

語彙力が充分ついてきて、その上でリスニングの対策をするのであれば以下の本がオススメです。

センター試験のツボ 英語リスニング 新装版

センター試験のツボ 英語リスニング 新装版

 

 終わりに

4000文字近い長い記事になってしまいました....

英語・数学は他の科目に比べて範囲も広く丸暗記も効きにくいので、早いうちから取り組めば取り組むほど楽になります。

英語は苦手意識がある人が多いと思うのですが、まずは簡単な参考書から固めていき解ける実感を持って次に進んでいくのが大切です。自信を付けることが何よりの本番対策になりますからね。